検索してみた「シチズンプラザ 閉鎖」耐震診断結果は!?
いまさらですが、ほんとうに単純なんですが、「シチズンプラザ 閉鎖」でぐぐってみました。
閉鎖によって多大な困難をこうむる側でありながら、案外こういう単純なことをやってなかったんだと、過去の自分にちょっとびっくりしました。
2015年3月の日経にこんな記事がありました。
さらに、みていくとこんなのもありましたよ。公開されてるものなんですねえ。
「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」という文書で、シチズンホールディングス株式会社がシチズンプラザの土地を三井不動産に売却するにあたっての文書です。
https://www.citizen.co.jp/files/20150326.pdf
「1.譲渡の理由
当社は、平成 25 年2月に平成 31 年3月期を最終年度とする中期経営計画「シチズングローバルプラン2018」を策定し、当初の3年間(平成 26~28 年3月期)に徹底した構造改革と体質の強化を行い、次の3年間(平成 29~31 年3月期)でコスト構造改革により捻出した資金を積極的に成長投資に振り向けることで業績の拡大を図り、「世界で勝ち抜く真のグローバル企業」を目指しております。
そのなかで、経営資源の有効活用及び財務体質の向上を図るため、当社の保有する土地の一部を譲渡することといたしました。」
これまで、ISUのスポンサーをどこよりも長く続けてきたことをアピールしていましたが、ついに今シーズンからはスポンサーを降りたという話も……。
フィギュアスケートとシチズンが結び付けられるのは、羽生選手が広告塔を務めている中国シチズンのみになっていくってことなのでしょうね。
ところで、19年5月の「高田馬場経済新聞」には「旧ホテルサンルート高田馬場、解体進む 来春、解体終了へ」と題して高田馬場駅周辺で行われる解体工事のニュースを報じています。
https://takadanobaba.keizai.biz/headline/188/
そのなかにこのような一節が。
2013(平成25)年に改正された「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の規定により、不特定多数の人や避難上特に配慮を要する人が利用する大規模建築物である「要緊急安全確認大規模建築物」として耐震診断が義務付けられ、新宿区がその結果を2018(平成30)年3月に公表していた。高田馬場エリアでは、このほかに高田馬場駅前の「稲門ビル」(高田馬場2)、「シチズンプラザA館」(高田馬場4)などがリストに含まれている。
シチズンプラザA館というのは、すなわちスケートリンクが入っている建物のことです。そして「平成2年2月28日付」の新宿区による耐震診断の結果はこちら。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000235208.pdf
結果はⅢでした。Ⅲというのは、以下のような診断です。
Ⅲ.大規模の地震※の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い。
※ 震度6強から7に達する程度の大規模の地震
さまざまな報道では、「建物の老朽化」が閉鎖の理由として挙げられていますが、まあいまのところ、耐震基準としては大丈夫だと判断されたということです。
耐震診断の結果発表が、閉鎖発表の後っていうのがなんとも。
この場所だからこそスケートリンクのある施設として成功できる要素はたくさんあるはずなのに。
まだまだ署名活動やってます!どうぞよろしくお願いいたします。