朝日新聞で紹介されました
高田馬場でスケートリンクが存続することを願って、ブログを書いています。
4月に選手の保護者の方たちと一緒にテレビ会議方式で朝日新聞の記者さんから取材を受けたのですが、その時の記事が朝日新聞のネット版に掲載されました。
来週火曜日には紙面にも載る予定だそうです。
さて、限定的とはいえ、月曜日からリンクがオープンして、待ってましたとばかりにスケーターたちがリンクに戻ってきました。
すでに書いた通り、私などは初日に大きな尻餅をついて、痛いお尻をちょっと気にしながら滑っているわけですが、もちろんみんなまだまだ、以前の通りとはいかない感じですが、頑張っています。
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転んでもうれしい、久々のリンク
限定オープンですが、今日からシチズンプラザのスケートリンクが営業を再開しました。
子供たちも、大学生も、それから各年代の大人たちも、リンクに戻ってきました。
とはいえ、ほとんど2カ月ぶりのリンクです。
子供たちはもうガンガン滑っていて、ジャンプもスピンもやっていますが、大人はなかなかそうもいきません。
いえいえ、やってる人はやってますが、昨日も書いた通り、怪我が怖いですからね。
みなさん、だいたいまずは1時間くらいって感じで練習していました。
久しぶりのリンクは、なんだか氷がいつもより硬いような気がしました。
「先生、氷固くないですか?」って尋ねたら、「体重がのってないんですよ!」と言われてしまった。
そう、思ったようにエッジに乗れない感じなんです。なんというかふわふわした感じで、グイッと氷を押す感じが得られないんです。
とりあえずひたすらスケーティング。
なかなか感覚が戻ってこず、最初の30~40分が長くて長くて。もう1時間くらい滑ったかなと思ったら、まだ30分くらいしか経ってなくて、情けなくなってしまいました。
スピンもちょっぴりやりましたが、頭の中で音が鳴りそうなくらい目が回って、ショックでした。
でもね、やらないといつまでたっても慣れない。逆に言えば、少しずつでも練習すれば、必ず目は回らなくなる。それは、これまでの練習を通じて得た確信なんですよね。だから、ちょっとだけ、多めに、でもやり過ぎないように。
2時間弱の練習で、少しだけエッジにのる感じが戻ってきたような気がしました。
2回も派手に転びましたが。
リンクの仲間たちも、久々に顔を合わせて、「久しぶり」「元気だった?」と声をかけあって、なんだかほっとしました。
若い仲間も、ご年配の方々も、みなさん元気そうで、ほんとうによかった。
大変なことがあっただけに、いつもはそんなにおしゃべりしない人ともつい、いつもより多めに挨拶を交わしてしまうような、不思議な一体感がリンクいっぱいに溢れていました。
ちなみに、入り口ではおでこで検温をして、大丈夫な人にはこの黄色い札が渡されるので、これをつけて滑ります。
あちこちに消毒液も置いてあって、氷の上以外ではマスクがマスト。
氷の上でもマスクしている人も多いですが、本気の練習ではマスクつけたままはちょっと苦しいんですよね。
ソーシャルディスタンスとか、各種エチケットをうまく守りつつ、いまスケートをできることに感謝しつつ、素直に「うれしーい!」と叫びたいです。
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いまあるものと時間に感謝しつつ
明日から、なんとかスケートが再開できることになりました。
一般滑走はまだですが、レッスン生など限定でリンクを使うことができるようになります。
たぶん、多くのスケーターがそうだと思うけれど、スケートを始めてことから、こんなに長い間、氷にのらなかったのは初めてです。
また練習が再開できることに、深く深く感謝をしながら、慎重に滑っていきたいと思います。
こんな記事がありました。
スケートは、熱中症になる心配はあまりないのですが、それでも忘れずに水分補給をすることは大切だと思うし、なにより、たとえトレーニングを続けていたとしても、地面の上と氷の上とではいろいろ違うので、最初は気を付けなければ……。
同時に、考えたくないけど、考えずにいられないのが、この先のことです。
2カ月滑れなかっただけでこんなにつらいのに、リンクがなくなってしまったらほんとうに、どうなってしまうんでしょうか。
練習の機会が減れば減るだけ、「上達する」ことは不可能ではなくても、年齢を重ねれば重ねるだけ、難しくなっていくのは間違いなく……。
どこのリンクも飽和状態の東京にはもう住むなってことなんだろうか!?なんて極端なことを考えてしまったりもします。
落ち着け。とにかくいまは、じっくりと体を戻していきましょう。
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KEEP TRAINING 気持ちを途切れさせずに……
高田馬場にスケートリンクを存続させたい思いをつたえたくて、書いているブログです。
実を言えば、リンクにやってくるいろんな人たちの話を集めて、記録する場にもしたいなと思っていたのですが、いまはそれもなかなかできません。
練習ができなくなって1ヵ月以上になり、たまには靴も履いておかないと足が靴の感覚を忘れてしまってるんじゃないかってくらい、滑っていた日々が遠くに感じられてしまいます。
そろそろ練習が再開されている国や地域もあると思いますが東京ではまだもう少し先。
ISUがあの後もアップしてくれているトレーニング動画や過去の試合の動画を見て、コンディションを整え、イメージトレーニングをするぐらいしかできません。
こちらはまたもやステファン先生のトレーニング講座。ストレッチの巻。日本からは宇野昌磨選手も参加しています。
18日からまたあたらしいシリーズがあるようです。
それと、ご存知かもしれませんが、2017年のワールドの試合動画が順次公開されています。すでに、女子とペアのショート、フリー、アイスダンスのリズムダンスとフリーダンスが公開済みで、16日午後7時から男子ショートが公開されます。
2017年といえば、あのヘルシンキで行われた大会ですね。
これから公開される男子については、個人的には、この試合で羽生結弦選手が初めてノーミスで滑ったHOPE&LEGACYは、もう一度みたいです。
気温が急上昇、急降下を繰り替えしていますが、どうぞみなさまくれぐれもお体には気をつけてください。
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2020年のルール改正
2020/21年シーズンのISUコミュニケが出ています。
こちらの表は、エレメンツの基礎点とGOEの加点についてのもの。
数字の羅列ですが、内容は一目瞭然。
ジャンプの評価はq、<、<<。qは回転不足4分の1以内のことらしく、基礎点そのまま与えられるようです。
こちらは、GOEの加点、減点の基準についての文書です。(英語)
ちなみに、2019/2020年シーズンの点数表はこちらです。
https://www.isu.org/figure-skating/rules/fsk-communications/21210-2253-s-p-sov-2019-20/file
昨シーズンとの大きな違いは、3回転以上のジャンプの基礎点です。
なんと、フリップとルッツの基礎点が同じになりました。ルッツの基礎点が下がった形になっています。
さらに、4回転ではループ、フリップ、ルッツの基礎点がすべて11点に!!
昨シーズンまでは、ループは10.50、フリップ11.00、ルッツ11.50でした。
回転数が多いジャンプでは、じつはトウジャンプは跳びやすいと認定されたということでしょうか。
まだ多くのスケーターが練習を再開できないでいるなか、2020/21年シーズンの試合がどのように行われるのかは不透明なままです。
ですが、選手たちの試合にはいくらか変化が起こりそうですね。
フィギュアスケート羽生結弦選手のメッセージをお届けいたします。3つのパートを続けてご覧ください。#SkateForward明るい未来へ #フィギュアスケート #羽生結弦 #YuzuruHANYU pic.twitter.com/dLTCHA07Z5
— 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) 2020年5月6日
大人スケーターはたいてい、どんなにすごくてもダブルが跳べたら拍手喝采なので、今回のルール改正はほとんど影響ありませんけれども……。
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アメリカのホッケーリンクトップ10
ちょっと面白い動画を見つけたのでご紹介します。
アメリカのホッケーリンクトップ10!
ホッケーリンクと言ってはいますが、つまるところホッケーチームの拠点にもなっているようなスケートリンクで、フィギュアスケートやスピードスケートなどの練習も行われているところが多いようです。
言葉がわかるわからないはともかく、見てみてください。
日本とは比べものにならないほどスペースに恵まれたアメリカですし、スポーツが産業のひとつになっていますから、当然といえば当然なのでしょうが、この違い!!
ほとんどのリンクが、スケートリンクを核としたスポーツ総合施設となっています。
複数のリンク(サブリンクも含めて)を持っているのは当たり前で、その周辺にはその他の娯楽施設や飲食店はもちろん、ショッピングもできる……とか。
単にスケートができるところではなく、「人が集まるところ」として設計されているんですね。
日本ではなかなかこういう作りにするのは難しいでしょうけれども、それでも何かのヒントにはなるんじゃないかって気がします。
野球の試合をみながら飲食できるレストランやバーなんかは、たぶん既にあるじゃないですか。北米ではアイスホッケーのリーグが商業的にも成功しているからこそ、こういう形式の施設も可能なのかもしれませんが。
氷にのれなくなって、すでに1ヵ月以上。
スケートをしていた時に使っていた筋肉が、衰えていやしないか、なんてことがふと頭をよぎることもありますが……。
もうすぐ、また滑れるようになることを祈って。自粛の日々を耐えぬきましょう。
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Open Ice スケーターたちのチャリティ活動
昨夜、とういうか日本時間の今朝、長い時間にわたって行われた、ウェブ上のチャリティ活動。
カナダのアイスダンサー、ケイトリン・ウィ―バーの呼びかけで、世界中のスケーターや関係者が代わる代わる登場してトークなどを繰り広げました。
夜中なので管理人は寝ていましたが、Youtubeには動画が残っているので観ることができます。ただし、4時間半以上の英語でのトーク番組、英語がニガテな日本人にはちときついですが。
世界中の、新型コロナウイルス感染症とたたかう現場で働いている人たちのための寄付を募るのがこの活動の目的です。だからこそ、これだけの長丁場になるほどたくさんのスケーターが協力、出演したんですね。
ああ、やっぱり少なくとも英語はできなくちゃねえ。ほら、トップ選手を目指す子供たち!いまのうちに勉強しとかなくちゃ!
登場した人のなかには、実際に数週間前に親族を新型コロナ感染症で失った人もいます。
ペアスケーターのマイケル・マリナロさんは、おばあさんを亡くされたようで。
「おばあちゃんに、日曜日には『何の問題もない、大丈夫だよ』って言ったのに、それから48時間後、おばあちゃんは家族のだれも傍にいないところで、一人で死んでいったんだ」と語っていました。
おばあさまのこと、ご冥福をお祈りいたします。
ハビエル・フェルナンデスさんなんかも登場していますが、確かお姉さんは看護師さんでしたっけ? 僕も家族が病院で働いているから……と話していました。
多くの医療関係者の方々が必死で働いていらっしゃるからこそ、私たちはなんとか生きていけるのが現状です。みんなが家にいることが、外で働かざるを得ない人たちの安全を少しでも守ることに繋がると、肝に銘じておきたいものです。
佐藤有香さん、宮原知子ちゃんが3時間6分ごろから登場します。知子ちゃん、トロントにいるんですか?大人になったなあ。しっかりとしたコメントを発してくれています。
3時間25分過ぎあたりから、パトリックの素晴らしいスケートも観ることができます。祈りのような素晴らしい演技です。
寄付は、目標を超えて集まっているようですが、いまも下記からできるようです。
スケーターたちの素晴らしい活動を誇りに思います。
スケートに関わる人がたくさんいるからこそ、スケートを愛する人がたくさんいるからこそ、できることがたくさんあるのですね。
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