昔々、高田馬場にスケートリンクがありましたとさ

高田馬場のシチズンプラザアイススケートリンクが閉鎖されました。スケートを愛する大人スケーターが、氷上スポーツの今後について考えます。

世界の大人スケーターたち(3)

高田馬場にあるシチズンリンクは、都内では特に大人スケーターにやさしいリンクです。

 

現在は新型コロナウイルスの感染拡大予防のために中止されていますが、普段は月曜日の午前、火曜日の午前と夕方、土曜日の夕方、日曜日の午前に中学生以上を対象にしたスケート教室が開催されていて、各クラス沢山の人が参加しています。

 

2019年の6月から受け入れ人数が拡充されたのでかなり改善されましたが、それまでは年単位でウェイティングしている人がたくさんいらっしゃったほどです。

 

予約は必要ですが、希望すればコーチのレッスンも受けられますし、夜は月・水・木・金が19:45まで、日曜・祝日は18:30まで、火・土は17:45まで一般滑走をやっているので(現在は新型コロナ対策でクローズ中ですが)、仕事帰りのこそ練だってできます。

 

 

いまは、新型コロナで練習環境が限られていますし、何より来年1月でホームリンクがなくなると、そのあとどうすればいいんだっていう不安もあります。

が、それでも、今年中に一つでも上の級のバッジとるぞとか、新しいジャンプ跳べるようになるぞとか、目標を定めてコツコツがんばってます。みんな!

 

ところで日本にはまだ、大人スケーターのための組織はありませんが、アメリカはもっと組織的にやっているみたいです。

 

こんな「大人スケーターの試合をホストするとこんないいことがあります!」みたいな文章があったり。

usfigureskatingfanzone.com

大人スケーターの大会をやると、クラブの若いスケーターやその保護者の方々が、ああこの先もスケートやっていっていいんだなとイメージすることができて、クラブにとってはメリットになるっていう内容。

同じですね。日本でも、子供たちがスケートを始めて選手として現役を終えるのが大学卒業くらいだと考えると、だいたい15年前後です。そこで卒業してスケートから離れていく子たちも少なくありません。

ですが、大人たちは20代を超えてスケートを始めて、そこから環境が許す限り、20年30年、あるいは40年とスケートを続けてリンクを支えていく可能性があるわけですから。

 

ちょうどアメリカのアダルトスケーターのフェイスブックに、こんなポストが。

なんと、91歳のスケーター!!

www.facebook.com

毎年5月に東京で行われるマスターズチャレンジカップにも超超ベテランのスケーターさんはいらっしゃいます。

2019年の大会では、85歳の男性スケーターの演技に、会場全体が熱くなったものです。

60代の女性スケーターでアクセルを跳んだ方もいらっしゃいました。

 

大人スケーターみんなのあこがれです。